メモの種類と分類/アクセス手段

ツール活用

はじめに

ルールやマニュアルは繰り返し、繰り返し、身体に覚え込ませないと、それこそ身につかない。
それは、とても苦手だ。

一般的な人よりは情報や知識に敏感なほうだと思うし、メモやノートの類はそれこそ子供の頃から書き散らしている。

しかし日記は三日坊主になりがち。継続できない。
文章を書くことも、どちらかといえば苦手。
国語力の低さにコンプレックスを抱えてる系。
整理・整頓は何となくでこなしている。

一応大学は図書館情報学科だったので、分類論や情報媒体論など講義を受けているはずだが、身についてるかは怪しい。
社会に出てからも、情報整理や管理法の類の書籍もほとんど読んでない、読んでてもたぶん身についてない。

結果として、外部の情報をつまみ食いしながら、自分なりにすり合わせて辿り着いた手法です。一例です。
そんな逃げ口上を前置きして、はじめる(笑)

例によってObsidian

Evernoteからメモ/ノート管理アプリ「Obsidian」に引っ越してから半年が経過した。

死蔵していたメモをもっと活用しないとダメだと感じたので、試行錯誤の日々を送っている。
今回は以下の記事を眺めてて、自分の状態と見比べてみようと思ったため、書き記している。

先月参加した Obsidian Advent Calendar 2023 でもよく見かけた、つ、つぇ、つぇつぇるぇ、Zettelkasten(ツェッテルカステン)をテーマとした記事。

要はメモは「走り書き」に始まり、外部情報がメインであれば「文献メモ」に。必要な情報をまとめ、自分の考えを加え、完結させた「永久保存版メモ」の3種類に分類されている。

まだ道半ば

さて比較の前に、まず自分の現状を確認する。

メモの分類はフォルダ主体

Obsidianは内部リンクという強み、それを活かしたMOCという手法、豊富な検索手段、タグやタグフォルダを使った抽出が可能なため、物理的な箱のようなものであるフォルダにしがみつく必要はない、フォルダは不要という声もあります。

しかし自分はそこまで強気になれないし、(それこそ物理的な箱のような存在であるため)思考停止でも放り込みやすい・探しやすいフォルダは重宝してしまう。

結果として大きく用途が異なる、6つのフォルダをまず置いた。

  • MOC:未だあまり使いこなせてないMOCだけ格納
  • Templates:Obsidianのシステム系にかかるファイル群
  • Daily:日記代わりに珍しく継続できてるデイリーノート
  • Index:一応の確認ができたメモやノートを格納
  • NoIndex:とりあえず放り込み、確認保留となっているもの
  • Files:PNGやJPG等の画像ファイル、PDFなど添付ファイル全て

さらに Index には現在7つのサブフォルダがある。

  • MyMemo:メモとして中途半端なものを暫時
  • Work_In_Progress:近日中に仕上げるノートや原稿を一時格納
  • Think:自分の考えやまとめ。主にプライベートなもの
  • Product:一つの目的ごとにまとまったノート。投稿動画の話毎の台本や関連情報、自作スクリプトの仕様や作成メモ等々
  • Writing:ブログ記事等の原稿。もっとも格納数が少ない
  • UsedMemo:上記に分類されないある程度まとまったメモ。Valut内索引カードも。
  • Reference:自分の考えが全く入っていないメモを格納

フォルダ以外のアクセス手段

フォルダだけではメモを探しきれないことがあり、それが死蔵の原因につながりやすい。

そのためノートやメモを作成したら、はじめに上位リンク(考えつかなければ雑に分類した各MOCノートへ)を張り、タグを2、3つけるようになった。
正直、手間だが、MOCやタグ経由でまとまって参照できるようになったので、活用に繋がっていると思う。

そして比較

現状を確認したので、メモやノートが3種類のいずれかに分かれているかをフォルダで比較してみた。

結果的に、いちおう用途分けはできているようだ。
Evernote時代はこの3種類が中途半端に入り混じっていて、使いづらかった。
特に他人の意見・情報だけで構成されたノートは明確に分けるべきだと実感した。

自分にとって「永久保存版」「確定変更不可」なノートは作る気ないので、比較のため上記のそれに仕分けたノートはこれからも改変されていくだろう。

既にあるノートをガラッと書き換えたい時に、新しいノートを書いて、既存のノートは触らなくなる、それだけのことだから。

 
*Top Image by Stable Diffusion